先日、新人の保坂さんに「左官ってなんで左官って言うんですかね?大工とか塗装とか電気とかは漢字から仕事内容がだいたい分かるけど、左官だけ全くわからないですよね!」と言われたんですが、、、このことは僕も全く同じ疑問を入社したばかりの頃に思いました!!
ただその時は特に調べもせずにいつしか忘れていきましたが、今回はネットで調べてみました💡
遡ること律令制の時代(7世紀後半〜10世紀頃)。国家の建設業を担当した役所は、木工寮というところで、その役所の担当した技術職の職制は、大工(おおきたくみ)、少工(すないたくみ・すくなたくみ)、長上工(ちょうじょうこう)、番上工(ばんじょうこう)の4職課に分かれており、行政事務官の役付は、頭(かしら)、助(すけ)、充(じょう)、属(さかん)の4等級に分かれていました。
宮中の修理の時に、壁塗り職人を属(さかん)の等級に任命して出入りを許可していたのが左官の語源のようですが、漢字については当時から「佐官」や「沙官」など様々な当て字が使われていたようで、どこで左官に落ち着いたのかはわかりませんでした(><)
ちなみに大工というのは、木工に限らず各職人を統率する長、もしくは工事全体の長となる人物をさしていたようで、大工、少工は各一人づつの長官次官の関係であったようです。
長官と次官は常に役所にいて設計などに従事して現場も管理していたようです。
つまりは昔の大工は現代でいう現場監督の方が近いですよね❗